四国の道「法華津湾展望回廊」を行く
国の道「法華津湾展望回廊」は、四国の道「三間盆地2ケ寺参りのみちコース」の歯長峠トンネル脇から、尾根伝いに吉田町法華津峠を通り、西予市明浜町の野福峠にいたるコースです。
法華津湾は戦国時代の戦略上の要衝で法華津氏の名前があり、九州豊後(大分)の大友氏、土佐(高知)の長曾部氏などとの戦の舞台となったり、江戸時代の吉田藩の豪商「法華津屋」の名前ともなっています。
地質からは、仏像(ぶつぞう)構造線の断層崖だそうです。
月の日曜日に出かけました。三間町から西予市宇和町に抜ける、歯長峠(はなが)トンネル脇から入ります。入り口付近は、工事中でしたが、車は通れる様になっていました。
しばらくは、コンクリート舗装の道で、眼下に宇和島カントリークラブのゴルフ場から三間町、泉ケ森、鬼ケ城山麓、宇和島市、宇和海の展望が広がります。反対側は野の草花の群落。対向車はほとんどありません。
舗装が切れ、土の道となります。杉・桧の林の間を通っていきます。道路幅ほどは草刈りがしてあります。高森山休憩所を目指しました。
だんだんワイルドな道となり、西予市宇和町側に入ると、ついに途中で車はここまで。ここから法華津峠へは歩きます。
途中、道しるべを頼りに、法華津峠を目指します。旧国道56号線(宇和島街道)にでれば、また舗装道となります。旧56号線は大型バスも通う道路でしたが、今見ると、思ったより幅が狭いのに驚きます。
摺宇和海国立公園の一部の、法華津峠(標高396m)は景勝地ともしられています。宇和海のリアス式海岸の風光が眼下に展開し、晴れた日には日振島、戸島の島々を見渡せ、さらには遙か九州の地を一望することができます。「やまじこえて」の歌碑は城南高校(松山市)の故西村校長先生が、南予でのキリスト教の伝道を終え、帰路の途中、詠まれたものです。
実際の峠は、展望所から約120m、宇和町側にあります。携帯電話アンテナ工事の車両以外は、殆ど通らない静かなところでした。
法華津峠脇から尾根伝いの林道が作られていました。法華津湾から喜佐方、宇和海を望めます。木製の土留壁が作られていました。四国では、高知県で採用されている四万十方式の土留壁とか最近、使われる様になりました。
木々の間から、通ってきた高森山の眺めもきれいです。辺りはキジやカッコウがさえずっていました。こちらも車では途中までとなります。
深い緑と澄んだ空気、大きく広がるパノラマが素晴らしいトレッキングコースです。泣き出しそうな、あいにくの空模様でしたが、リラックスできました。