「家づくり」で、一番「もと」となるのは、そこで暮らす家族の生活です。家は、その家族の暮らしぶりで、めいめいに異なりますが、家族の生活事情をもとに、建物を美しく長く保つ方法を考えてみてはどうでしょうか。
物を大事に、手入れをよくすれば寿命は延び価値も失われにくくなります。また、常に建物を点検してると、少しの汚れや小さな故障(ひび割れ、水漏れ、金物類のゆるみ、さび)等を発見でき、汚れは早いうちに、故障は小さいうちに手入れをすることができます。
大修繕を防ぎ、経済的損失を最小限にし、災害を未然に防止して財産としての価値を保つことです。
建物のもつ役割として、雨露をしのぐ耐久性、安心して生活できるかどうかの「安全性」、住み心地が良いかどうかの「居住性」に大別され、そのうちの安全性の大事な部分が構造体に当たり、建物が骨組みも丈夫でなければなりません。骨組みを形成する部分に基礎、柱、梁筋交い、壁および床等があります。
この構造体については、荷重(建物と載せる物の重み)、風力、地震等に対して安全であるように設計されていますが、下記のような場合構造体に影響がでることがありますので注意して下さい。
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建物の敷地に隣接または、近くに当建物の基礎より深く地盤を掘るような工事が行われる時
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増改築等をする時
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給排水管に漏水等があった時
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建物周辺の地盤が沈下した時
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当初の設計になかった重いもの(書庫、浴室等)を階上用に設ける時
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当初の設計にないアンテナ、クーリングタワー等機器類を設置する時
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既存の壁に窓、出入口等開口部を設ける時、または既存の壁を撤去する時。特に筋交い(木造の場合は斜めに入れた構造体)がある場合
以上ですが、建物を新築、増改築または買った時は、建物に関する書類と設計図を必ず受取り、大切に保管して下さい。
また今後、建物の増改築、模様替え等を行う場合は、構造強度・設備機器の容量・能力・関係法規等の制約にかかってくることがありますので気をつけて下さい。
建物は年数が経つうちに、自然による劣化と、手入れを怠った時、または、誤った手入れをした時、使い方を間違った時にも性能が低下します。建物の性能を低下させるものに次の3つが考えられます。
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自然条件および環境による衰え
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雨、風、日射、塩害、汚れた空気等によって生ずるもので、特に屋根、外壁等に多く現われます。
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繰返し使用による衰え
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日常繰返して使用することにより材料の摩耗、破損等が窓、建具、床、設備機器等に現われます。
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誤った使用方法や不注意による衰え
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設計時に設定された条件と違う使われ方をした時(例:寝室を書庫にして重い本を大量に載せた等)。
故障が始まっているのに、まだたいしたことはないと思って、そのまま使い続けると耐用年数が低下していきます。
建物を永く美しく保つためには、日常の清掃と点検が大切です。
また、設備機器のうち定期点検する必要のあるもの(例:ボイラ・冷暖房機等)は、専門工事店に保守契約をしておくと夏冬の切替え、清掃および故障等の点検をしてもらえます。
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